飴屋

2006年9〜12月の日記

2006/12/30

年末です。忙しいんだか忙しくないんだかよくわからない毎日が続きましたが、正月にはまったりしたいものです。

昨晩また一ついいネタを発見しましたので、多分PP3アイテムビューワーのプラグインに活かせると思います。数時間費やして勉強して、概要は掴めました。何の話かといいますと、家具に使用されているテクスチャに使用されている画像データの仕様に関するドキュメントを発見しまして、今までSusieプラグインを使って確認していたことが、自前のプログラムでもできるようになりそうだ、ということなんです。

最新のPP3アイテムビューワーでは、提供できずにいたテクスチャ表示プラグインもこれを機に焼きなおしてみたいと思います。で、余力があれば、テクスチャを入れ替えて変更できる機能もあったらいいなと思ってます。これは私の当初からやりたかったこととも合致しますので、動機面で今回の発見は何気に大きかったです。

例えば、お家の外装なんかはほとんどテクスチャで描いてあると思いますから、自由に家に落書きできると思うと楽しいですよね。(自分だけ?)

前に一度、テクスチャ張替え実験は行ったことがあったのですが、そのときは失敗し、原因も不明でした。今回の発見で、その失敗の理由も見えてきました。

一つ気になることがあるとすれば、テクスチャのアルファ値のことです。PostPetの描画エンジンが透明色をサポートしているのかわからないのですが、テクスチャデータ上では透明度を設定できるのです。もし、家の外装の透明度を100%に設定したら、外から家の中丸見えになるのかなぁ。なんて思ってますが、Windowsの標準画像データのBMPファイルは透明度のサポートはなかったと思うんですよね。テクスチャ変更機能を提供する際はBMPを使おうと思っていますが、テクスチャデータ自作したい人のニーズには「透明度の変更」も含まれているのでしょうか?

どっちにしろ、開発は来年以降の話です。
みなさま、よいお年を。

2006/12/11

PP3トランスフォーマーがなかなかVectorに登録されない。今年はVector絡みでちょっと嫌なこともあったので、Vector不信に陥りそうです。PP3アイテムリスターがPostPetのカテゴリーの人気順で上位に出してもらえるのはありがたいのですが、ソフトの簡単な説明文の部分が、全然関係ない別のソフトの表記と間違われているっぽいし。なんだかなぁ。

PP3アイテムリスターは長いことほったらかしているのですが、人気なら少し手を加えるべきなのでしょうか。多分、全面的に作り直すことになるので、あんまり気が進みません。

年末にきて、毎日がいっぱいいっぱいです。リフレッシュしたいなぁ。

PP3トランスフォーマーのようにdefault.pp3をいじって、何かできないか考えました。

  • ペットの性転換を行うソフト → ×面白くない
  • ペットの種族を変えるソフト → ×面白くない
  • ペットのおこづかいを増やすソフト → ×それって問題なのだろうか?
  • ワープ地データを削除するソフト → △PP3アイテムビューワーと併用したらオリジナルワープ地作りやすいかも。

意外と面白いネタがなかったのでした。default.pp3よりもお友達帳データを解析した方が有意義かな。それかPostPetV3とメールサーバの通信をフックして、宝物を無意味に送信しまくるとか。(何か違う)

当初の目的であった、自作アクセサリを目指すべきなんだろうなぁ。まとまった時間がほしいなぁ。

2006/12/3

先日の日記に書いたペットの色やサイズを変更する件について、面白いのでアプリを作ってみることにしました。で、できました。とりあえず、いつものようにVectorに送って、登録されるまではこちらで先行公開です。

PP3トランスフォーマーという名称も、もうちょっとどうにかしたかったのですが、
思いつかず・・・。昔、トランスフォーマーっておもちゃ売ってましたっけ。
善悪のロボットが車や昆虫や恐竜に変形して戦うという男子の心を掴んで離さない
内容でした。何度かアニメ化されてますが、このトランスフォーマーとは
もちろん関係ありません。

一応、自分の環境では正常に動作したのですが、他の人の環境ではひょっとしたら、
データの構成が異なってて動かない可能性も0ではないです。未知のデータ領域も
まだ結構ありますし。とりあえず、イジる前には「default.pp3」ファイルを絶対
バックアップ取っておいてほしいです。

default.pp3の中には、装着プラグインのデータもあれば、メールアカウントの
設定データもあったり、ワープ地のデータまで保持されてたり、結構ごちゃごちゃ
してます。本当はWebサーバを使って編集できる仕組みにしようかと思ってましたが、
個人情報が含まれていたので見送りました。

せっかく作ったので、またいろいろいじって遊んでました。豆のようにミニウサギを
小さくしたら、リングピアスをひきずりながら移動してました。装備品のサイズは
ペットに合わせて変化しないみたいです。

一応、PP3トランスフォーマーはカンパウェアとして公開してますので、
お金持ちの人は寄付してくださると嬉しいです。

2006/11/28

またポスペの話。

自分はペットの色変えって興味がなくてやったことがなかったのですが、default.pp3ファイルの中身を解析していたら、その「ペットの色」に関係すると思われるデータを発見しました。とりあえず、試しに色を「白」に書き換えてみた結果・・・。

#img(http://soft.candychip.net/image/attach/whiterabbit.jpg)

おぉ、本当に白くなりましたね。こりゃびっくりです。いきなり白兎化して、うちの子もビックリでしょう。後で性別や名前やペットの種別も変えられそうだけど、あんまり実用性はないかな。

追記 18:00

#img(http://soft.candychip.net/image/attach/bigrabbit.jpg)
さらに面白い数値発見しました。「ペットのサイズ」に関する数値みたいです。標準の二倍のサイズにしてみたら、お風呂からはみ出ることこの上なし。体が全然洗えてないよ。ついでにメモしておくと高さ、幅、奥行きの倍率を設定できますが、全部を0倍にすると描画時にエラーが出ます。一つを標準、残りを0倍にすると理論上「線」の状態なので、透明ペットが誕生しました。ちょっとだけ画面にちらつきはでましたが。さらに奥行きだけ0倍で、残りを標準にすると紙でできた絵のようなペットになりました。なんだか斬新です。でも、0倍にすると3D描画的に問題があるのか、システムが不安定になりますね。0.0000001倍ぐらいにしとけばいいのかな。

アプリ化したら面白いかも。

2006/11/27

一ヶ月に一度しか日記を更新しないのもよくないと思いつつ、サボってしまうこの日記。今日はPP3アイテムビューワーに関するメールをいただいたので、久しぶりに日記にポストペットの話を書いてみたいと思います。

今、現在の私の活動はPostPetを離れて、別のところに力が入ってます。Final Fantasyのプレイ日記を書いたり、某ゲームをハックしたり、Webページの解析をしたりといった感じです。W-ZERO3[es]を買ったので、それの使い勝手を向上させようとアプリを考えたりもしてますね。それといくらか関連してメールクライアントのThunderbirdにeml形式のデータを手軽にインポートする方法も考えてます。Google Desktopをいじるのはちょっと飽きてきたので、最近は何もしていません。

で、Postpetについて何もやっていないかというと、少しだけやってます。ユーザがもうあまりいないのか、私のソフトもほとんど需要が見込めない状況なのでいつか畳んでしまうつもりではいるのですが、Windows Vistaの新しいUIを使って、PostPetがV3の後継として新しいメールクライアントソフトを出してくるのではないか?という新たなドキドキも考えられます。(でないかな。)なので、プラグインデータや設定データの解析にかけた時間が、そのソフトで何とか回収できるかもなぁ、なんて思っているのです。

現状として解析しきれていないモデルデータのモーション関連部分のことや、できればテクスチャデータも時間があれば解析を続けてみたいと思っています。今のところモチベーション低いですけど。

その他に、最近「お友達帳」の中身が解析されてないなぁ、ということに気付いてお友達帳のフォーマットを調べたりしました。なんとなく読めそうなんですが、あと一歩およばず、お友達帳の前半半分ぐらいの解読ができたところで中断してしまいました。でも、このお友達帳のフォーマットがわかると、どうやら「default.pp3」の内容も同じ手順で解析できそうなんですよね。すなわち、ペットの色変えとか設定値変更が自由にできてしまうってことなんですね。

ここらでまた、がんばってみようか、どうしようか。悩みどころです。まぁ、あまりがんばれないかも。日記書いてたら少し気になってきましたね。

2006/10/8

久しぶりの日記になってしまいました。PostPet V3からメインのメールクライアントをThunderbirdに移すことになったので、その作業メモ。

Thunderbirdのメール保存形式はmbox形式とのこと。PostPet V3のそれは独自のファイル形式PML形式です。

Thunderbirdにメールのインポート機能はあるものの、当然のごとくPostPetはインポート元として想定されていませんでした。PMLファイル自体は特に複雑なファイルではないので、Thunderbird用にコンバータを作れなくもないかもしれませんが、より簡単な方法はおそらくOutlook Expressを媒介にする方法だと思われました。

そもそもPML形式とOutlookなどで使用されているEML形式はヘッダ以外に変わった点はなさそうなので、pmlファイルの拡張子を全て.emlに変更してOutlook Expressにドラッグアンドドロップでつっこんでみることに。

;
exit;

sub checkDir {
my $d = shift;
print $d."\n";
opendir DIR,$d;
my @dirs = readdir DIR;
closedir DIR;

foreach (@dirs) {
if ($_ eq '.' || $_ eq '..') {next;}
if (-d $d.'/'.$_) {;}
if (m/\.toc$/) {unlink($d.'/'.$_);}
if (m/^(.+)\.pml$/) {rename($d.'/'.$_,$d.'/'.$1.'.eml');}
}
}

PostPet V3のmailboxフォルダのコピーを作って、コピーしたmailboxフォルダの中で上記のようなPerlスクリプトを走らせて.pmlを.emlに変換。その後、Outlook Expressを立ち上げて、仕分けフォルダにemlファイルをドラッグアンドドロップ。そして、次にThunderbirdを立ち上げて、「ツール」のインポート機能からOutlook Expressのメールをインポート。心配だった添付ファイルの移管も問題なく行われた模様。

しかし、仕分けフォルダが多いと作業が非常に煩雑でした。emlファイルをまとめてmbox形式にしてくれるソフトを探した方が早いかな。

PostPetはやっぱり送信メールの仕分けができないのが不満でした。せっかく面白いソフトなのにメーラ部分にはあまり力が入ってないのが残念ですね。

16:45 追記

上記の方法でインポートすると、PostPet V3より前のバージョンで管理されていたメールのヘッダ部分の日本語が文字化けすることを発見しました。今更気が付いたのですが、PostPet 2001とPostPet V3ではメールの保存形態が異なるんですね。V3にバージョンアップしたときにメールボックスも移管できたと思いましたが、ファイルの中身のコンバートまではやってくれてなかったんですね。結構いい加減だなぁ。
ちなみにOutlook Expressに一度移した段階では、文字化けは起こりませんでした。一日の長ってやつでしょうか。ヘッダをエンコードすればきっと直りますが、古いメールだし面倒なので放置することにしました。

PostPetからThunderbirdへのメールデータのコンバータを作ったら使う人いるかなぁ?

開発日記

Last-Modified