開発日記/2007年の日記
2007/12/24
年の瀬ですね。今夜はクリスマス・イブなので、地元のケーキ屋さんにケーキを調達しにいってきましたが、やはりものすごい行列ができていました。何でも、「作りたてを食べて欲しい」という店側のポリシーから予約制にしなかったのだとか。食品の偽装がたくさん明るみに出た年でもありますし、メーカー側がこだわりを前面に押し出してくるのは悪い印象は受けません。でも、寒風吹きすさぶ中、店外に並んでいるとやはり寒いです。
最近、写真や動画データのバックアップ方法を模索していましたが、コスト面からIO-DATAのLANDISK HOMEに解決策が落ち着きました。ちっちゃい筐体が気になってましたが、廃熱と騒音は今のところ気になりません。冬だし熱暴走の心配はまだいらないと思われます。DLNAサーバが走っているということなので、こちらも後で使い倒してみたいと思っています。
このDLNAサーバを使って、AV環境を一変させたかったのですが、うちのビデオカメラはHD画質で記録するものでして、どうもこのファイルタイプの配信がデフォルトではできないそうなのです。でも、サーバの設定を変更してやるとうまいことm2tsファイルも配信できるとかなんとか。しかし、LANDISKの設定パネルにはそんな項目があるわけもなく、自力で調べながらやらないといけないのだそうです。
http://blog.goo.ne.jp/alicia-y/e/8c8c3ad705de47698eae9fa6702de74d
まず、元々LANDISKに入っているけど動作していないというtelnetdを起動してやらないとアクセスできないので、こちらのブログを参考に私は作業を進めてみました。せっかくだから成果物の「update.tgz」もこのページに添付しておきましょう。(ご使用はご自分の責任でお願いします。うちのLANDISK HOME(HD4-Gシリーズ)ではうまいこと動きましたが、不具合による被害が出ても補償しかねます。)
http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=6748458/
で、ここにあるような感じで、m2tsファイルの設定を追加してやればいいのかな、と。まだやってないので、成功するのかどうかもわかってません。
LANDISK HOMEは有志の方々の手によっていろいろな用途への転用が考えられています。時間があったらいくつか挑戦してみたいですが、中のデータを飛ばすリスクが結構でかいですね。もう一台買えって話ですか。
2007/6/24
W-ZERO3[es]が出て一年近く経ちました。今は後継機のAdvanced [es]の発売を一ヵ月後に控えて、Willcomユーザがまた盛り上がっています。私も手持ちの[es]からの乗り換え検討中です。W-SIMも灰色のままですから、Advanced [es]についてくる青耳できっと何かいい感じになるに違いありません。
結局、[es]用になんかすごいものを開発したということはなかったので、Advanced [es]では、もっと積極的に使っていけたらいいなと思ってます。自分が欲しい機能は大抵他の人が実装してくれていたりするので、なかなか開発の動機につながらないんですけどね。個人用途に簡単なアプリから作ってみようかなぁ。
2007/5/20
Picasaというデジカメ写真の管理ソフトがありまして、仕事で使う画像の整理に使っています。なかなか優れたユーザインタフェースを持っていたり、複数のフォルダにまたがって散在する画像をシームレスにサムネイル表示してくれたり、なかなかすばらしいソフトでいて、フリーウェアなところがこれまた憎いのです。動作も軽快で、簡単な編集もできる優れものなんですが、やはり仕事で使っていると、あれもできたらいいな、なんてことがポツポツと思い浮かんでくるのです。
現状で一番私が欲しい機能は画像に文字を入れる機能と、FTPで画像をアップロードする機能でして、後者は実験的な機能としてPicasaにくっついてきているらしいのですが、私の使用しているPicasa2日本語版には見当たらないのです。
なかったら自分でプラグインを作って機能を補えばいいんじゃないかと、Picasaのインストールフォルダを覗いてみると案の定pluginフォルダが用意されており、デフォルトで二つぐらいプラグインが入ってました。おそらくCDやDVDにバックアップやムービーを書き出すプラグインと写真のプリントサービスにソフト上から申し込めるようになるプラグインかと思います。プラグインの拡張子はytiのファイルですが、中身は多分dllファイルだと思います。
既に自分の欲しいプラグインが制作されていないか調べてみましたが見つからず、それどころか日本語でプラグイン制作に関する資料になりそうなページが見つかりませんでした。仕方なく英語サイトで情報収集すると二つほどプラグインとおぼしきものが発見されました。・・・なんだか少ないなぁ、と呟きながらさらに詳しく調べていくと、プラグイン制作用のSDK的なものは特に公開されていないという結論に達しました。う〜ん、勿体無い。PicasaはGoogleが買収した企業のソフトウェアで、現在Googleからフリーでダウンロードできるようになっていますが、Googleならプラグイン開発ぐらいできる環境があるだろうと勝手に思い込んでいたのが間違いだったようです。
しかし、いくらでも需要があると思うので、今後に期待です。同等の機能を持つライバルソフトにはプラグイン開発が可能なものもあるみたいですし、負けずにがんばってもらいたいです。
2007/5/7
GWもあけて、みなさんお仕事に学業にまたお忙しいかと思います。結局、私はGW中は仕事づけで何もできませんでした。突然、居住するマンションのネットワーク機器が不具合を出して、ネットに接続できなくなったという微妙な思い出しか残っていません。翌日には復旧してもらったのですが、その間完全に仕事がストップしてました。
最近、なぜかおもちゃのようなウクレレが手に入ったので、休憩中などに爪弾いてます。左手で器用に弦を押さえるようなタイプの楽器は自分には無理かと思っていましたが、順調にコードを覚えていっています。そろそろ音楽ネタのプログラミングに突入すべきでしょうか。
掲示板の迷惑書き込みに対して、簡易な対策を施してみました。ロボット型のエージェントなら書き込みできなくなるかもしれません。また、しばらく様子を見てみましょう。
2007/4/30
世の中GW真っ盛りでしょうか。私は今年は2日ほどしか休めないようです。
最近、掲示板に迷惑書き込みが増えたので困ってます。掲示板を設置した当初から懸念していたことではありますが、実際に書き込みがされ始めると中々厄介なものです。機械的に送信されているようであれば対策も講じられそうですが、実装している暇がないという悲しい現状です。GWがあけて少し時間が持てたら何とか封じ込めたいですね。今は渋々気付いたら削除の繰り返しに甘んじましょう。
2007/3/5
最近、フーリエ変換というものに非常に興味が湧いています。根っこにある難しいことはさっぱりわかっていないのですが、この変換を使用することで、周期関数の成分解析ができるのだそうです。私が興味があるのは音波の解析でして、任意の音をこの解析にかけるとどの周波数成分がどれぐらい含まれているのかがわかるのだそうです。例えば、自分の声は○○ヘルツの音と××ヘルツの音が組み合わさって構成されている、なんてことがわかるとのことです。音声による個人認証技術の根幹に部分にもなっているみたいです。
いろいろ調べていると、鳥のさえずりを同様の手段で解析している人のページなんかも発見しました。面白い試みですね。人間みたいに微妙に周波数を操作して声を変えて、小鳥もいろんなニュアンスを仲間に伝えているとのことでしたので、いつの日かそんな小鳥の会話の内容が、解読できる日がくるかもしれませんね。
小鳥A「隣村のみよちゃんが、病で臥せっているってさ。」
小鳥B「へぇ、あれは庭の木が悪いんだよ。木を植え移さなきゃね。」
なんて会話を聴取できれば、みよちゃん家からいくらか報酬をもらえるかもしれません。そんな聞き耳頭巾を開発したいなぁ。
2007/2/9
先日、PP3トランスフォーマーがVectorに掲載されました。ご利用いただければ幸いです。最近の開発事情ですが、PostPet関連のアプリケーションソフトはなかなか手をつける暇がなく、停滞しております。アップデートを楽しみにしてくださっている方には申し訳ございませんが、何卒ご容赦ください。
先日、WEB上のシステム構築の案件で「機種依存文字の入力規制」の実装を依頼されたので、とりあえず辞書を使って機種依存文字と数値参照文字を相互に変換できるような仕組みを制作したのですが、ローカル環境でのテストにパスをしたので、いざサーバに上げてみると、期待通りに変換されなくなりました。
機種依存文字というのもいろいろあるようで、同じ文字でも文字のマッピングが二箇所に及んでいるというケースがあるのですね。一方の変換辞書しか作成していなかったのが原因で、サーバ上ではうまく動作しなかったみたいです。かたやローカルマシンでテキストエディタに入力した文字、かたやブラウザ上で入力してサーバに送信した文字。見た目は同じ、でも別の文字という不思議な現象にかなり頭を悩ませました。
かつてのNEC機とIBM機それぞれで独自の外字マッピングをしていたということに起因しているらしいですが、インターネット時代が訪れて、Windows以外のマシンともデータのやり取りが飛躍的に増えたことを受けて、機種依存文字の厄介さ加減がさらに顕著に現れてますね。業務の際にも気をつけなくてはいけないところです。
WindowsデフォルトのShift JIS文字コードを使用している限り、ずっとついて周る問題ですが、Unicodeが普及していずれ解決される問題ということになってます。一体いつになることやら。ShiftJISからUnicodeへ移行する段になって、またドタバタ一悶着ありそうですね。
先日、発売されたWindows VISTAではJISの新規格に対応したらしく、これまで外字だった漢字のいくつかが新たに機種依存文字じゃない領域にマッピングされたそうです。また、一つ面倒が増えたのかも。VISTAでは異体字のフォントにも変更が加わっています。飴屋の「飴」の字も「食」偏がよくみるとちょこっと違う字に変形するらしいです。普段使う場合、ペンでどっちを書くべきか悩みます。
詳しくはWikipediaの機種依存文字の項をどうぞ。
2007/1/15
PostPetで使用されているテクスチャファイルの仕様についての記述を発見したので、それを元にテクスチャファイルビューワーを作成しているのですが、配色データの圧縮の仕方について資料が思ったほど詳しくなかったため、少してこずってます。画像の上下が反転してしまうなんてミスをしたり、赤成分と青成分の順番を間違えて奇妙な画像が生成されてしまったり、失敗を重ねながらようやく一部のファイルを正常に表示できるところまでこぎつけました。
しかし、まだ正常に表示にできないテクスチャもあったりします。
エラーも出るので本日中のリリースは断念しました。
19:35追記
と思ったら、意外とあっさり問題を解消してしまいました。テクスチャによってアルファ成分の有無が異なるのが問題だったようです。これで一応手持ちの家具のテクスチャは全部確認できるようになりました。今日中にリリースできそうです。
2007/1/13
あけましておめでとうございます。まだギリギリこの挨拶も許されるでしょうか。
PP3アイテムビューワー用のプラグインの開発に着手しました。前に作ったテクスチャファイルビューワーの焼き直しですが、Susie用プラグインを用意しなくても、今回制作するプラグイン単体で画像を解析して表示できるようになるはずです。
これがうまくいったら、次はテクスチャ書き換えプラグインに着手したいなぁ、と思ってますが、気長にお待ちください。
Windows Vistaがもうすぐ発売されますが、メールクライアントのPostPetの新しいバージョンって年内に出ないかな。とか妄想中。Web版の方はペットが増えたとかなんとか聞きましたが、V3のアップデートはないのだろうか。