W-ZERO3メール/データ仕様
データ保存場所
W-ZERO3メールのデフォルトのデータ保存場所は、以下の通り。
\Application Data\SeeTooMail
この場所はレジストリエディタを使用して以下のキーを修正することによって変更が可能とのこと。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Sharp\STMail\DataPath
HKEY_CURRENT_USER\Software\Sharp\STMail\SystemInfoPath
レジストリキー変更後、「SeeTooMail」フォルダを指定の位置に移動すればデータの移行は完了となる。
これによってminiSDカードにメールの履歴を貯めることが可能になる。
しかし、miniSDカードにデータを移動した場合、Today画面での新着メールの有無の表示の際に逐一miniSDカードへアクセスする必要があるのではないかという懸念が生じる。(実際、移行することによってToday画面の表示の鈍化が認めらたという報告を2chで見た気がします。)
それならば、本体メモリに貯まるメールのデータをminiSDカードに定期的に移動するようなアプリがあればいいと思って、とりあえず「SeeTooMail」フォルダ内のデータを解析してみることにした。
SeeTooMailフォルダ解析
この中にメールのフォルダ表示に関する「TREE」フォルダとメール本体データが格納されている「DATA」フォルダが入っている。以下にその詳細をまとめたい。
SeeTooMailフォルダ直下には以下のようなフォルダがある。
- _TempFiles_E
- 空だが名前からして一時的なファイルの格納に使うようだ。
- _TempFiles_V
- 空だが名前からして一時的なファイルの格納に使うようだ。
- Accounts
- アカウント名のフォルダが入っている。おそらくアカウントが増える度にフォルダも増えるのだろう。以下、「(アカウント名)」フォルダと呼び、詳しく解析してみることにする。
- System
- 中には「SystemInfo.ini」というファイル。中身はアカウント名が書かれていた。
「(アカウント名)」フォルダ解析
- Classification
- 「Data.ini」という設定ファイルが入っている。開いてみても読めないが。先頭から2バイトずつ読み込んで前半1バイトと後半1バイトの排他的論理和を出力するとなんだかテキストデータっぽくなる。但し、内容はちょっとわからない。きっともっと正確なdecode方法があるのだろう。
- Signature
- 署名データが入ると思われる。私のフォルダには「Data1.txt」「Data2.txt」というファイルがあり、どちらも空だった。署名機能を使っていないせいだろうか。返信時の引用方法を改善するためのヒントにも特になりそうにない。
- Storage
- AccountInfo.ini
- ファイル名からするとアカウントの情報が書かれているらしい設定ファイル。開いてみても読めないが。先頭から2バイトずつ読み込んで前半1バイトと後半1バイトの排他的論理和を出力するとなんだかテキストデータっぽくなる。但し、内容はちょっとわからない。モデムの通信記号のようにもみえなくはなかった。きっともっと正確なdecode方法があるのだろう。
「TREE」フォルダ解析
TREEフォルダ参照
「DATA」フォルダ解析
DATAフォルダ参照